循環農法について

ここでは赤峰勝人さん著「循環農法」から、”循環農法ってなに?”を引用させていただきたいと思います。

●循環農法ってなに??●


大宇宙に存在するすべてのものは回転し、循環している。
この法則に沿ったシンプルな農法が、循環農法です。
地球も、地球に生活するすべての生き物も回転する循環の法則。
そのままに生きていけば、何のトラブルも起こりません。しかし、残念ながら、この法則に従って生きているのは人間以外の生き物だけのようです。彼らは自然循環に沿ってリーダーを中心に楽しく生きています。すべての生き物は人間を含め、循環の一員としてなくてはならない存在です。しかし人間だけがいつの間にか大きく循環から外れてしまいました。

大地、水、大気を汚し、地球に生活するいくつもの命を奪い、種を絶やし続けている。そして、そのことに気づこうともしない。人間が勝手に殺してよいものなど一つもありません。なのにいつの間にこのような生き方をするようになったのでしょう。

―――――中略―――――

食うことは生きること、私たちは自然循環の中で大地に育まれた命ある食べ物から命をいただけるのです。人間の力だけでは決して生きられないということに気づいてほしいのです。そして循環の法則に沿った生き方を取り戻していただきたいと思います。

循環農法を一言で説明すると、土から生まれたもの(草)を発酵熟成させ、土にしてから、田畑(土)に返す方法で土づくりをし、旬の作物をできるだけ、自然の状態で育てる方法です。なんだ、そんなことか?とお思いになったのではありませんか?

そう、たったそれだけのことなのです。たったそれだけの簡単な方法で、安全で美味しい作物が出来るというのに、今までどの農業者も試みてはいません。

畑の中で疑問に思い、考え、気づき、作り上げた、こんなにも自然に沿った気持ちのいい循環農法。どうぞ、先ず、あなた自身が実践し、あなたの畑から広めていって下さい。

            出典:循環農法/赤峰勝人著/株式会社なずなワールド発行